ワット・プラ・ケオ、別名「エメラルド寺院」の名の由来ともなった本堂の北側に3つの塔が建っています。
本堂を背に右から、プラサート・プラ・テッピドン、プラ・モン・トップ、そしてプラ・スィー・ラタナ・チェディです。
プラサート・プラ・テッピドンは、ラマ4世の命で建立され、歴代の国王の像を安置します。
現在、内部にはラマ一世から八世までの等身大の像が安置されているのですが、残念ながら公開されていません。
国王が年に1回、王朝記念日である4月6日に参詣するだけです。
塔の前に建つ二つの仏塔は、ラマ一世が両親にささげたものです。
そして塔の周りに配置されているのは黄金の半人半鳥像です。
これはインドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する神様で、男は「キンノーン」、女は「キンリー」と呼ばれています。
ワット・プラ・ケオの前の3つの塔の真ん中、プラ・モン・トップのなかには、『三蔵経』が納められています。
『三蔵経』というのは、仏教の根本聖典で、1789年にラマ一世が約4ヶ月間かけて整えたものといわれます。
残念ながら、この塔もプラサート・プラ・テッピドン同様、非公開です。
この塔も、ラマ一世によって建立され、タイ様式をとっています。
目を引くのは、塔の前に建つヤック(鬼)とナーク(蛇)の像です。
これらは塔の内部に敵が侵入しないよう見張っているのです。